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日本中の食を最短で良くする為に

私には、5人の子ども達がいます。

この子たちが将来豊かに過ごすために、私ができる事を考えました。

うちの子だけが、生き残っていては意味がないのです。
・パートナーとなる子ども達
・仕事をする仲間
・地域を動かす仲間
・国を興していく仲間
今いるすべての子ども達が豊かであることが、
我が子が豊かに暮らせる未来へとつながると思いました。

そこで重要な事は、
人は、食べた物で体ができています。
その食べ物が悪ければ、病気になる可能性もあるわけで、
病気になるから薬が必要となる状況が生まれる可能性が出てきます。

であるならば、食べ物を良くしていく事は
良い体をつくる事へと繋がります。

幸いにして、私の職業は農業。
生命産業の最前線にいると思っています。

だったら、どうやって食べ物を今以上に良くしていく事ができるだろうか?
そういったことを考えるようになりました。

今、農業が置かれている状況は、大変厳しいものです。

30年ほど前に、社会科の授業では
「農業は3Kだ!(汚い・きつい・格好悪い)」

そして、収入は低く貧しいのが農業の当たり前のように教え込まれ、
そうじゃない農業を展開する事は、農業の道から外れているかのように
揶揄されたり、白い目で見られるような、皆と同じでなければいけないという風潮
ここに、ものすごく違和感を感じていました。

この、農業のあり方であったり構造を変える事が出来れば、
日本中に出回る食が変わる。

自分はどんな農業をしたいのか?
就農してから24年いろいろと模索する中でたどり着いたのが、
無肥料・少量施肥で取り組む作物と土壌のファスティングをイメージした農業
「ファスティング農業」に今行き着いたところです。

しかしながら、ココが全てだとは思っていません。
なぜならば、ゴールはない常に今以上にと言う思いをもって行動する事が
良い未来へとつながると信じているので。

川原が取り組む、ファスティング農業をやりながら、研究し続ける為に重要な事があります。

①人員
離農する人が増え、担い手と言われる農業者にドンドン面積が集約化されていく中で、
現場を管理する人間が減る事=管理する人間の体は倍速で酷使され壊れやすくなってきている。
ですので、週休2日をとっても、定時から定時で帰れられる農業のカタチを作るためには、
人員を強化していく必要があります。

②キャッシュフロー
農業の弱い部分は、収穫してからでないと現金化できない。
現金化のタイミングで、市場の動向に大きく左右され、安定的な利益を得られない。
これでは人を雇用する余力は生まれません。
人の力をもって命を育む農業を展開するために、川原農産では農繁期に入る前に
販路と収益化を必要とすると考えています。

これらの弱い部分を解決する流れがFarm sharingと言う仕組みです。

現状、農家だけでは、農業を継続しにくい世の中になってしまっている。
だったら、非農家の皆さんにも農業に参画してもらう仕組みを作ればよいという考えです。

農家は、3分の1の面積で、雇用を安定させ経営できるだけの販路と資金調達ができれば、
3分の2の面積では自由な農業に挑戦できます。

そこでは、無農薬であろうと、有機栽培であろうと、自然農であろうと挑戦できます。
挑戦するからこそより良い農産物が生まれ出る背景が整います。

そして、その3分の2の面積でできたハイクオリティーな農産物はすべて高値で売る必要は有りません。3分の1で概ねの安定経営ができていれば、3分の2の面積で採れる農産物はすべて農協の全国規模の流通網に乗せてだしてしまえばいいだけです。

そんな世の中をイメージしてください。

日本中の挑戦する農家が作る3分の2の面積の農産物が、農協の安くて広い流通網に乗ったとしたら、
日本中どこでだれが何を手に取ったとしても、
良質な農産物か、その農産物で作られた食品になるわけです。

Farm sharingに投じてくださるお客様は、いわば飛行機のファーストクラスに乗るお客様。
ファーストクラスのお客様がいることでエコノミークラスのお客様が安く便乗させていただく事ができる仕組みと同じです。

Farm sharingと言うサービスに投じてくださる、ファーストクラスのお客様がいることで、
日本中の子ども達が、分け隔てなく良い食を享受できる仕組みとなります。

日本中の子ども達の食が良くなれば、子どもの未来が良くなる。
子どもの未来が良くなれば、日本の未来は良くなる!

私は、自分の子ども達が将来豊かに暮らす日本を、自分ができるやり方で作るとしたら、
農業から、食から一気にひっくり返したいという思いがわいてきました。

日本の未来を食から良くする事業にご興味関心のある方は、是非一緒にFarm sharingで農業に参入してみませんか?

かつて大手企業がこぞって農業参入したけど、大半が撤退しているのは、自社完結させようとしたからだと思っています。

既存の農家を無視して、自社で農地を持ち・自社で雇用をし・自社で設備投資をして・自社で資材を買う。

既存の農業者の経験と知識、農地や設備投資や人材、資材費や燃料費活用させてもらったら、負担はほぼ無しで農業参入を実はできてしまうんです。

無駄な投資は一切要らない、自分ができる範囲で農家と契約したらいいだけの仕組み、それがFarm sharingと言う仕組みです。

是非ご興味ある方は、川原農産までメッセージをおおくりください!

一緒に、未来型農業に取り組んで、日本の未来を面白くしていきましょう!

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