お知らせ

川原農産の復興計画①

【課題】
①人員補強
令和6年1月25日事業再開の目途が立たない中、スタッフも被災し住める家を失い散り散りに市外県外へ避難し、新しい環境での新しい仕事を示唆する声があったため、全員解雇と言う選択肢をとり、令和6年2月18日現在、スタッフゼロと言う状況の為、人員補強をしなければならない。

②生活の基盤確保
自らも住める環境が整わない状況下、住めない所で生活も出来ず雇用も出来ない。
電気は復旧、水道も本線までは来ている。しかし浄化槽が使えず、排泄処理が現状の問題

③農地の補修
圃場内クラックが複数個所確認、土砂崩れ・用水路の破損、パイプラインの破損、農道・堤防の破損、保全が必要な農地が多数存在

④作業場や設備の修理
作業場や設備の稼働時期前での補修が必要必須

⑤栽培方法の検討と農機具の増強
補修が必要な農場を活用した新しい栽培体系の実験と、必要な農業機械への投資

⑥資金調達
収穫前からの収益化と融資などの複合的な資金調達

様々な課題があります。

【解決策】
①②、居住空間と新規雇用
住むところがないのに、仕事もできません。
川原農産として、従業員の居住空間となる仮設住宅の建設と、従業員の雇用をセットとして考え取り組みます。

③自主整備と公的整備
公的な整備を待っていたのでは、農作業の時期がどんどん遅れてしまい、手が付けられなくなってしまいます。自主的な整備を軸に慌てないところは公的な整備を受けられるように、複合的に取り組みます。

④稼働時期に合わせた整備
全てを同時並行に完全修復はできない状況ではあるが、お米の乾燥籾摺りラインへのダメージが一番大きい為、8月下旬からの稲刈り前に整備をかけていく

⑤マイコス米への実験
水田の水利が90%以上ダメージを受けている状況の為、今期水田に水を引けない可能性が大きい事から、今までにない栽培方法への実験のチャンスととらえて、マイコス(菌根菌)を活用した、水を使わずに育てる稲作への実験を行う。またその新しい栽培方法を行うにあたって、現状足りない農業機器を新たに導入し対応を検討していく。

⑥複合的な資金調達
Farm sharing、クラウドファンディング、地銀や政策金融公庫からの融資、補助金等の活用など、複合的な資金調達を検討し、①②③④⑤の活動がスムーズにいくキャッシュフローを生み出す。

と言う風に、川原の中では考えております。

全てを同時並行で考えながら準備をすすめなくてはなりません。
現在、仮設住宅の見積もりを取るべく、各所働きかけを行っております。

見積もりにより必要な調達資金額が見えてきましたら、次の手段へとまたシフトしていこうと考えております。


こんな事を考える川原農産で働いてみたい人いらっしゃいましたら、またお声掛けください!

ただし、川原農産は、どんな人でも受け入れられるわけではありませんが、やる気のある方、根気強い方、煙草を吸わない方であれば、面接の上受け入れを考えさせていただきます。

まだ、正式な募集はかけませんが、ご興味のある方は準備していただけたらと思っております!

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